LOADED KANTHAKA ローデッド カンタカ
ローデッド カンタカの一覧です。
釈迦の愛馬から名前を授かったKanthaka(カンタカ)。機敏で筋骨な野生馬の如く、エキサイティグなダブル・キック・エンターティンメントが楽しめ、ストリート・スケイティングとフリーライディングの境界線を限りなく透明にしてくれるボード。最新のデザインを軸にしながら、ロッカー、ホイル・ウェル、などに新しいアイディアを持ち込み、革新的でユニークなデッキが完成しました。
History
Kanthakaの歴史は思いがけない発見の連続が根源にあります。
2011年、8月。我々はCevicheデッキを更に改善出来ないかを検討。幾つかのアイディアを元にプロト・タイプを制作し、それぞれの仕上がり、満足の出来る結果が出ました。
デッキの形が詳細に成り始め、同時にプロト・タイプでのテスト走行時間も有る程度の量まで達した頃、プロジェクトの方向性に対して内部の葛藤が勃発。Fishのように程よく技も決められ、通勤にも使えるストリート仕様の物を目指すのか、硬めに仕上げ、アグレッシブでバラエティーに富んだ乗り方が出来るデッキにするのか、、、、
当時KyleはGravity Pool 36のように大きなダブル・キック・ボードで近所の住宅街を友達とフリーライドする事に時間を費やしており、同時期、ストリート・スケートのバック・グラウンドを持つAdam S.とDaneもスケートボード・パークやストリート・スケート・セッションなどでダブル・キック・ボードに乗ってたのですが、これがストリートもテクニカル・スライディングも出来るダブル・キック・デッキ開発のスタートとなるのです。
しかし、実際に開発がスタートすると、一つのデッキに全ての事を盛り込むのは困難との判断をし、最終的にプロジェクトは2つに分かれ、その一つがKanthanaである(注:もう一つのプロジェクトは近日皆様に発表出来ると思う)
Inspiration
1920〜1930年頃、Thonet (ソーネット) Aalto(アールト)などのデザイナー達は ベニヤ板を曲げる事により新しいスタイルの確立し、その後、その流れは家具などにも引用され始めます。この流れは後に積層材の曲げへ発展。Ray Eamesが1956年に作ったラウンジ・シートには斬新でエレガントなカーブを見る事ができます。
Features & Design
Length: 36"
Width: Available in 8.625" and 8.875"
Wheelbase: 17.5"
Kick length: 7.5" (tip to outer bolt)
Weight: 3.70 lbs / 1.68 kg (8.625") 3.75 lbs / 1.72 kg (8.875")
Features
Rocker
デッキのロッカー部分(凹み)はトラックの間に乗った際、足がロックされたような安定感を味わう事が出来る。このロッカーはThe Chubby Unicorn とBhangraにも採用しました。短いホイルベースのダブル・キック・デッキを高速でテストすればする程、ロッカーが必要と判断し、Kanthakaにはスライドも出来、オーリーや他のトリックに支障がない程度のマイルドなロッカーをプラット・フォームに採用しています。
Integrated Wheel Wells/Flares
これは既にThe Chubby Unicornで実証されましたが、ウィールウェルを作る事により、キングピン・トラック(リバースも)などのウィール・クリアランスがアップ。最近 Rayne、Bustin そして Landyachtz などもウェルを装備したデッキをリリースしましたが、このようなムーブメントの最先端が当社のデッキです。
Kanthakaは少し短めですが、The Chubby Unicornより更にフリースタイル/ストリートに対応出来ます。しかし、コンケイブのホット・スポット(着地時、足を置くのに不向きなポイント)がありますので、幾つかの技には不向きとなります。
フリースタイルとストリート、両方で使えるバランスの良いデッキを作るにあたり、最終的にはデッキのセンター部分は出来るだけフラットに仕上げ、ウィールのクリアランスをしっかり作る事を念頭にデザインを仕上げたのです。
Concave
Kanthakaは楕円形のコンケイブを持ち、センターラインに近い部分は、オーリーでボードがちゃんと反転するよう、浅め(でもフラットではない)に加工。センターから離れるに従い、緩やかに傾斜して行きます。レール部分のコンケイブはアグレッシブではなく、メローでスライディング時には確かなサポート感じる事が出来るでしょう。
Symmetrical Shape
スイッチ・ライド、ショービット・スタイルの技などにも対応出来るよう、Kanthakaはシンメトリックなデザインとなっています。
Nose & Tail Kicks
Kanthakaのキック・テールはスライディングなどで、しっかりとコントロール出来るようデザインされています。中心分のフラット部分から緩やかに上昇するカーブはデッキの全長、ロッカー、ウィルベースなどを考慮したバランスの良いもの。基本的にノーズ部分とテール部分は同じプロファイル(形)ですが、若干ノーズ部分のほうに角度がついています。こうする事でオーリー(高いコンタクト・アングルの技など)をアシストしやすくデザインされています
Flex & Damping
高速にも対応出来る強度であると同時に、トリック・ライディングにも対応出来る軽さを持つKanthakaは、材に「竹」とファイバー・グラスを使用。これにより路面からのバイブレーションが気にならず、スムーズな乗り心地が可能になりました。
Process
Kanthakaをデザインするにあたり、幾つかの新しい方式などを取り入れました。一つはコンピューターによるデザインで、そのデザインを合板で削りだし、デッキ表面のコンケイブを詳細に研究しました。
Construction and Production
デッキのメインの材である バンブー(竹)。その間には強度を増すためにサンドイッチ状に挟まれたエポクシーとカーボン・ファイバーの層があります。これらの行程は一台一台丁寧にプレスされて加工されるのです
Kanthakaは発売前から驚く程の反響があり、Kanthakaにより新たな扉が開けられる事をとても楽しみにしています。
Graphics
カンタカのグラフィックはアメリカ開拓時代のコロニアル模様。チベット・シェルパ族のサングラスに写り込む聖なるエメラルドレイクをイメージ。
Griptape Design
グリップ・テープのパターンに関しては立ち位置、キック、レイル部分へのサポートを含め、安定感のあるトラクションを提供出来るようデザイン。ボルト回りやデッキのカーブする部分には小さな切り込みを入れる事で曲面部分に対応しました。グリップ・テープの強度(粘着力)はスライディングにも十分耐えれると同時にオーリーなどその他のフリースタイル系の技を決める際にも邪魔にならないレベルで仕上げてあります。
Setup Recommendations
Trucks
Kanthakaはノーマル又はリバースキングピントラック、両方のセットアップに対応出来るようデザインされています。
Coventional
フリースタイル、フリーライド、ストリート&パークでのライディングには、コンベンショナル・キングピン・トラック(ノーマルトラック)が最も適合すると考えています。コンベンション(ノーマル)トラックはアクセル間の距離が長く、ヘビィーなキック・テイル・スタイルには最大のバランスとボード・コントロールを得る事が出来るのです。ローデッドでは8.625には149を、8.875には169と159をレコメンドします。
ゆるめの設定、又は大きなウィールを使ったり、強いランディングを行う場合、1/8"のショック・パッド、もしくはライザーの使用が良いと思います。
Reverse Kingpin
Kanthakaでポンピングやユルくサーフィンぽい乗り方をする時、我々はリバース・キングピン・トラックを使用します。リバース・キングピン・トラックはダウンヒルのイメージだと思いますがセッティグ次第では、フリーライドに適したようなセッティングも可能。ローデッドでKanthaka用にレコメンドしたいのはParis 150 と 9 Caliberです。
Wheels
デザインを立ち上げる段階では、65mmのフリースタイル用のウィールで、バランス、スピード、重量、高さ、スライディングのパフォーマンスなどを検討しながら、プロジェクトは進められました。
Reflections
The Chubby Unicornの弟的な存在のKanthakaはThe Chubby Unicornで学んだ知識を受け継いだ全く違うタイプのボード。ようやく完成したKanthakaを皆様と楽しめるのが嬉しくてしょうがありません。今年1年間、技術面、そしてプロダクション面で学んだ事は多く、おかげさまでローデッドの商品品質は急成長する事が出来ました。
The Chubby UnicornとKanthakaを皆様へ提供出来る事は我々の最高の喜びであり、皆様がThe Chubby UnicornとKanthakaを我々以上に喜んで頂けたら幸いです。さて、我々は次の開発へと向かわねば成りません。引き続きローデッドに期待しててください。
ローデッド・クルーより
ローデッド 正規販売店