LOADED TAN TIEN ローデッド タンティエン
ローデッド タンティエンの一覧です。
2016年12月7日アップデート 追記分
新しく設計されたボトムレイヤーとグリップデザインについて
斬新なカービングと高度なトリックライドの複合であるタンティエンは柔軟性の高いデッキです。落とし込み構造のトラック・マウント、そして実戦向きのキックテールをコンパクトにまとめたデッキであり、複雑な輪郭によりデッキのレスポンスはとても早く、カーブでのスライディングでは自信を持って体重を内側に預ける事が出来ます。
2016年12月アップデートされたタンティエン。グリップデザインとボトムレイヤーはこれ迄の概念を表現したもの
グリップテープ
タンティエンに標準装備されたアグレッシブなグリップテープによりスライディグ、パンピング、フリースタイルでのコントロール性能が増し、トラクションも大幅に向上します。円形起動のグリップ・パターンにより、デッキの柔軟性とトラックションを失う事はありません。
柔軟性
柔軟性が高ければ高いほど、遅いスピードでのコーナリングのコントロール性能が増し、スライディングもやりやすくなりますが、その反面高速走行時での安定感は悪くなります。柔軟性の低い(固めの)デッキですと、ポテンシャル・エネルギーが高いので高速時の安定感が増し、デッキ自体の強度も増すので、ハードな使用にも長く耐える事できるのですが、その反面デッキのライブ感は薄れていきます。タンティエンのFlex1 は一番固い(柔軟性の低い)デッキは体重の重いユーザー向けだと考えています。
形・シェイプ
シンメトリックにデザインされたデッキは、フリースタイル、トリックなどを可能にし、完全に切り抜かれたウィール部分によりディープなカービングに必要なクリアランスを確保しました。
コンケイブ
微妙なコンケイブはコーナリング時でのエッジ・フィーリングとサイド・コントロールを向上させます。
ノーズとテールキック
最小限主義者であるノーズとキックテールは、更にファイバーグラスで強化、強度を増した事によりマニュアルやフリースタイルのトリックが可能。
キャンバー
タンティエンのキャンバーとアウトラインのデザインにより、バネのような力がデッキに生まれ、エネルギーを与えれば与えるほど大きなレスポンスとなって返ってきます
セッティング
ローデッドがお勧めするタンティエンのベスト・セッティングは70ミリもしくはそれより小さいウィールです。ドロップスルー構造のデザインはパリス、ベアー、そしてトラッカー・ファストトラックをもセッティング出来るよう考えられています。殆どのリバース・キングピンも使用可能ですが、最低でも180ミリのハンガーを使用する事をレコメンドします。
歴史とグラフィックス
タンティエンはヨガと東アジアの思考における重力と生命力の中心であります。
驚異的な速さで進化するロングボーディングに駆られたローデッドのチームライダー達に感化され、新しいトリック、そして新しいスタイルのライディングへの期待を一身に受け2010年に誕生したタンティエンはドロップスルー構造で初めてノーズとキックテールを装備したデッキです。
最初に発売されたタンティエンのグラフィックスは、中心に小さな星(デザインはNanaスタジオ)があり、これはデザインのコンセプトである「遠心性の性質」が基となっています。また、デッキ自体は手編みのバンブー仕様でした。しかし、手編みの竹製板では幾つかの技術的な問題が出てきたので、2012年にロス・コントラティスタスと提携し、スタンダードな竹板向けの新しいデザインに着手。2016年には、新しく設計された竹板に円形軌道パターンのグリップ・テープを搭載したタンティエンをリリースしました。竹板に見られる地形学的中心部分はタンティエンライダー達の持つ魂の集合体を表しているのです。
建設・制作
マルチセンタリングされた竹材単板はエポキシ樹脂と三層のファイバーグラスに挟まれた竹材を中心部に持ち、プレス機によりコンケイブ(凹面)、ノーズ、そしてキックテールを与えられます。ノーズとキックテールはファイバーグラスで更に強度をアップ。中心部分のキャンバーからのエネルギーも逃しません。ドロップスルー部分のカットはコンピューター数値制御CNCにて精密に加工されます。
2016年12月7日アップデート 追記分ここまで
Ride
革新的なロングボードのスタイルを追い続けるローデッドのライダー達。「Tan Tien/タンティエン」は新しいライディング・スタイル、新しいトリックへの要望を詰め込んだボードである。足を完璧にロックするコンケイブ(デッキの横への湾曲)、ドロップ型のトラック・マウント、パンピングしやすいキャンバー(デッキの前から後ろへの湾曲)にレスポンスの良いテールとキック。ロング・ボーディングに高度なトリック性を高めたのがこの「タンティエン」なのです。複雑に入り組んだコンケイブから生まれるレスポンスは、鋭いコーナーでのレスポンスやパワー・スライドへの反応はライダーに自信を与えてくれる物であります。バンブー(竹)のボトムとファンキーなグリップ・デザインは目にも美しい物でありますが、タンティエンの素質は実際に乗って頂かないと判りません。
Construction/制作行程
バンブー(竹)のコアをエポキシと三層のファイバーグラスでサンドイッチ状に挟んだ物を、コンケイブ、キャンバー、テール、そしてノーズのアングルを決めた後にプレス機で固定。テールとノーズ部分は更にファーバーグラスで補強され、強度と硬度を増しています。こうする事により、センター部分のキャンバーからのエネルギーロスを最小にします。トラックをマウントする部分はドロップ式で、コンピューター制御されたマシンで正確に削りだされており、タンティエンはこれ迄にローデッドがリリースしたボードの中では一番複雑な物であります。
Grip tape /グリップテープ
デッキは強力な黒いグリップテープを装備された状態で提供されます。グリップ・テープ加工されていても、デッキの柔軟性への影響はありません。トラディショナルなグリップテープを使用したのはパンピングやスライディング時のコントロールに加え、ノーズとテール部分での足の固定感が増すからです。
Flex/柔軟性
柔軟性があればあるほど、低速時のコーナリングでのコントロールは増し、スライディングもやりやすくなります。又、クルージング(街乗り)を楽しむにも最適です。しかし、柔軟性がある事で、逆に高速時では安定感を失う事になります。逆にボードに柔軟性が無ければ無い程、高速時に安定感を得る事が出来ます。Flex1は柔軟性の少ない硬めのデッキで、高速でハードなライディングをするライダー向けです。
Set up/セッティング
トラック・マウントの抜き落としの形状は、Paris Bear Randal Gullwing Charger Tracker Fastrackを装備出来るように考えられています。リバースピンのトラックなら殆ど何でもマウントできますが、最低でも180幅のトラックの使用をレコメンドします。
Graphic/グラフィックス
Tan Tien(丹田/たんでん)は内丹術で気を集めて煉る事により霊薬の内丹を作り出すための体内の部位、気から成る丹を耕す田、である。詳しくはhttps://ja.wikipedia.org/wiki/丹田
グラフィックに関しては、ポーランドのアーティスト「 Jan Kallwej 」に「アジアンなテーマをヨーロッパの視点から見たもの」、とのオーダーを出していました。ローデッドとしてはエネルギーの移行とバランスをグローバルなアプローチで表現出来ればと考えたのです。 Jan Kallwejのデザインはその後Nana Studioにてリミックスされたのですが、結果としてデザインに納得がいかず、それまで気になってた竹を編んだデザインに決め、それにJanがデザインしてた星をセンターへ飾りました。Tan Tienのテーマはシンプル化と調和(ハーモニー)なのです。
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